福井の起業家列伝

福井の起業家列伝

このコーナーは、NPO法人アントレセンターの「起業家の息吹」例会のレポートなどをもとに作成しています。
本日のゲスト講師は、株式会社ドラフト代表取締役伊藤佑樹氏。

伊藤氏は子供のころから、企業経営者であった祖父に色んな所に連れて行ってもらっていたそうで、その経験の中、周囲の人が祖父に対する態度から、子 供心に「社長は偉い!」と思うようになったそうです。そして、いつのまにか、「自分もいずれ社長になるのだろう。」と思っておられたようです。 しかし、その祖父の会社は継ごうというお気持ちは全くなかったそうです。

なかなかやんちゃな幼少期で、勉強も中学時代までは頑張っていたようですが、高校に入ってからは、勉強の意味を見失い、大学に進学することも時間の無駄だと思っていたそうです。

そんな折、当時「料理の鉄人」という人気料理番組を観て、その料理人のカッコよさから料理人になろうと思ったのが、次の進路を決めるきっかけでした。

高校を卒業し1年間大阪の料理専門学校で料理を学び、金沢のホテルに2年間の修業。そこでの体験で、改めて自分と向き合うことになります。 「本当にこれでいいのだろうか・・・。本当に料理人になるべきだろうか・・・。」悩みました。そこで得た結論は、「自分が本当にやりたいことは料理人では ない。なりたい自分とは『社長である自分』だ。」という結論に至るわけです。

そこで、社長になる目的を果たすためには、どうしたらよいか、知り合いの社長に尋ねたところ、その社長いわく「まずは経営について学ぶべき。」ということで、それを素直に聞き入れ、大学進学を決断しました。

高校時代、勉強に全く意義を見出せなかった伊藤青年は、最初の予備校試験で200点満点で20点しかとれませんでした。 一念発起、5月にホテルをやめ、6月から毎日12時間の猛勉強。見事福井県立大学経営学部、経営学科に入学しました。

しかし、そこで経営学を学んでも社長になるイメージは湧きませんでした。そんな折、たまたま人のご縁で、1年間中国へ留学を決意。そこで、何かつか めるのではないか、と思ったそうです。 「ニイハオ(こんにちは)」と「パンヤオ(友達)」の中国語しか知らない、片言の英語しか喋れない日本人が除け者にされることを覚悟で中国に渡りました が、皆友好的であたたかく迎え入れてくれたそうです。

彼のそれまでの中国のイメージは一変しました。 留学中、中国の若者の「ハングリー精神」学び帰国。改めて社長になる夢を実現する意を決します。そして、「そろそろ社長になる準備を始めないと絶対社長になれない。」と思ったそうです。

結局経営を学ぶためには実際に自分経営することが一番だということに辿りつきました。 そこで、ヤフーオークションでの商売を始めたことが、現在の会社のスタートでした。 オークションで学んだことは、稀少価値、一点モノであれば高く売れると言うことだったようです。

そこで、レディースの服をメンズ用として売るというアイデアが浮かびました。このようにして、学生時代に始めたビジネスは、徐々にお客様の心をつかんで行きました。

そのまま、このビジネスの経営者に、という選択もありましたが、一方で、就活も行い、縁あって、就職。伊藤社長独自の素直さとバランス感覚とでも言えましょう。

現在はドラフトという会社の社長を務めながら、就職もしている状態です。昼間は社員、夕方になるとドラフトの社長として出社という二足のわらじを履くことを決意。


その中で、「社長が会社にいないといけないのか」「会社にいられない自分が会社を経営するには、どうするか」と悩まれたそうです。 そして、どうせ自分が会社にいられないのなら、人を信頼して任せてやってもらわなければならないと思ったそうです。 これが現在のドラフトの特徴である【信頼して任せる経営】誕生のきっかけであったということでした。

社長がいないが故の問題も発生しましたが、それらも必死の訴えで何とか切り抜けて来られました。

中国での留学時代に培った人脈を活かして、失敗を重ねつつも、中国生産も始められ、メーカーとして新しいビジネスも展開しています。

最近は、「オシャレに興味があるけれど、何を買っていいかわからない、そういうお困りを抱えておられる方を助けてあげたい。」ということで、「そう いう人達のお困りごとを解決するビジネスを進めていきたい。」将来のビジョンを伺いました。 また、「これまではメンズのお客様が比較的多かったが、これからはレディスもしっかりと対応していく。」と仰っておられました。 新しい戦略もしっかりと考えておられます。

座右の銘は「相手の立場になる」。 人の問題で悩まれた時に、「とにかく自分がされて嫌なことは人にもしない。」こういう気持ちをしっかりと持っていれば、自分自身を律することができ、よい人間関係を保ち社員の幸福につながるということでした。

また、愛読書はディール・カーネギーの「人を動かす」ということで、読むたびに相手の立場に立つこと、考えることの大切さを改めて感じさせられるということです。それは、人に任せて業務を遂行してもらうしかない立場にあるから、ということもありそうです。

さて、伊藤氏がこれまでの創業の経験から以下の起業家チャートのキーワード(起業において重要な資質や考え方)を頂きました。

最後に、起業家としてのポイントについて、述べて頂きました。

(1)「相手の立場になる」・・・人にお願いする、買って頂くポイントである。
(2)「素直さ」・・・失敗から学べるか学べないか、学べる人は素直に認める。自分の失敗を認め、なぜ失敗したかを考えることで、同じ失敗をする確率が低くなる。
(3)「謙虚さ」・・・偉そうな態度で物事お願いしたら誰もついてくれない、仲間にも偉そうにしてはいけない。
(4)「行動力」・・・中国工進出も、社長になるのも、やってみないとわからない。人がどういおうがやってみてわかることがたくさんある。
(5)「スピード」・・・すぐに行動に移すこと。スグやること。ダメなら改めればいい。
(6)「家族」・・・自分の身近な人達はかなり大事な要素である。家族と仕事はいっしょ。家庭もうまく行っていると機嫌もいい。良い循環が生まれる。

以上、今回も多くの気づきを頂きました。

信頼し、任せられる社員と、常に新しいビジネスを着想し実施していく行動力をもってファッション業界にチャレンジする伊藤社長、どうも有難うございました。

企業データ
【企業名】   株式会社ドラフト
【代表】    伊藤 祐樹 氏

NPO法人アントレセンターの「起業家の息吹」例会のレポートなどをもとに作成しています。
起業家による起業家講座「起業家の息吹プラス」が開催されました。
本日の講師ゲストは、株式会社HLM 代表取締役 牧田 正美氏です。

今年(2014年)4月に「茶話本舗デイサービス越前 まごころの家」を開業されました。福井で生まれ育った牧田氏は県外の大学で法学を学び、卒業後は小売業、外食産業、コンサルティング会社でキャリアを積み、帰福とともに社会福祉法人に転職。そこで管理関係の仕事に就かれ、10年間勤務。 この勤務経験を経て、地域と一体となった理想の介護サービスを追求したいという志を持たれました。

昨年度の「福井発!ビジネスプランコンテスト2013」にもエントリー。そこでの体験で「点が線に、線が面になった」ビジネスのインスピレーションを受け、独立を決意したきっかけにもなったと仰っておられました。
その後もさまざまな人との出会いを得たのち、「茶話本舗デイサービス」のノウハウを得ながら晴れて独立。今現在ビジネスプラン通りの事業展開を順調に進められています。

どんな時でも謙虚で一所懸命な牧田氏は過去の出来事、ここでは載せられないような様々な人生の試練を待ち受けていましたが、自分を見つめながら、それらを乗り越え、事業家としての道を歩んでおられます。 過去の経験や出会いを見事に活かし、理想の介護サービスを実現するために、突き進んでおられる姿勢に参加者一同、起業家としての考え方はどうあるべきか、大きな気づきを得ることができました。

牧田氏のお話しを伺っていると、これまでの起業家の方々の多くもそうでしたが、事業を立ち上げる人は、カギとなる人との出会いが節目節目にあり、そのギリギリの節目にあっても、あえて決断する勇気を持つ事ができる人であると改めて感じました。


さて、牧田氏がこれまでの創業の経験から以下の起業家チャートのキーワード(起業において重要な資質や考え方)を頂きました。

(1)想いを強く持ちつづける「情熱力」
(2)客観的冷静に考え判断する「論理的思考力」
(3)口頭であれ、文書であれ、人に伝える「表現力」
(4)~したい、ではなく、~する、~やる、と言い切る。「有言実行力」
(5)耐えて突破する「忍耐力」
(6)すべてに「感謝」する
以上は、どのキーワードもすべて、牧田氏らしい、人格を表していると納得させられます。

愛読書というより、大きな気づきを得た本としてロバート・キヨサキの「金持ち父さん」シリーズを挙げて頂きました。そのシリーズの中から事業家としての有り方に気づいたと仰っておられました。
座右の銘「思考は現実化する」ということです。どんなことでも考えたことが現実化するので、何を考えるかはとても大事なことであり我々の教訓であるということです。

24時間、365日年中無休のサービスを提供され、お忙しい中、お越しいただき、貴重なお話を賜ることができました。
「自宅に近い暮らしの環境」を介護サービスの大事なコンセプトとして少人数性の生活サポート事業が今後益々発展しますことを祈念してやみません。

企業データ
【企業名】   株式会社HLM
【代表】    牧田 正美 氏

NPO法人アントレセンターの「起業家の息吹」例会のレポートなどをもとに作成しています。
起業家による起業家講座「起業家の息吹プラス」が開催されました。
本日の講師ゲストは、株式会社ALL CONNECT(オールコネクト)代表取締役社長 岩井 宏太氏です。

岩井氏は岐阜県で生まれ育ち、福井県内の大学に進学、在学中に行っていたアルバイトにヒントを得、起業を決意。周囲の理解者とともに、2005年、創業。10年足らずで売上高65億円の企業の成長を導かれました。

幼少のころから、将来は発明家か起業家になろうと考えておられた岩井氏だけあって、時機に乗じて起業という形でご自身の夢を実現されました。
その不屈の精神の根底には、学生時代培った反骨精神と、部活の恩師の先生との出会いがあったようです。その先生との出会いの中から、「誰のせいでも、自分の人生」という座右の銘、すなわち、すべては自分に起因するという考えが培われたようです。

もちろん創業時は厳しい時期もあったようですが、ビジネスパートナーにも恵まれ、完全成功報酬型WEB販売代行という業態で、国内では草分け的な存在の企業にまで成長を遂げられました。既に東京に進出し、今では中国の大連市にも拠点を開拓し、新しいビジネスチャンスをグローバルな視点で模索されている、岩井氏のバイタリティは若さだけではなく、あくなきチャレンジ精神のたまものです。
社員の皆様も、明るく、自由闊達の中にも自分なりの仕事に対して責任感と誇りを持っておられるような方々ばかりだと推察しました。この社長にしてこの社員の皆さんがあると改めて感じました。

また、変化の激しい業界だけに、常に新しいイノベーションを起こしやすい組織を模索し、教育されている岩井氏ご自身にも未知の可能性を感じることができました。



岩井氏に伺った起業に必要な資質について、上記「起業家チャート」にまとめました。
1)どのようなことでも勇気をもって事に当たる
2)劣等感をバネにする
3)周囲に変化をもたらす力(プレゼン力)
4)周囲から協力を得られるような自分づくり
5)限られた情報の中から本質的なことを見抜く力
6)情報を鵜呑みにせず、行動し、決断する力
以上のようなことが、これからの起業家に必要な能力ではないかという示唆を頂きました。
常に明るく前向きで、人の気をそらさない、謙虚な姿勢は、とても素敵な方だなという印象を参加者全員が持ったのではないかと思いますし、多くの刺激を受けたとおっしゃっておられました。
とても貴重な時間を頂けることができました。有難うございました。

企業データ
【企業名】   株式会社ALL CONNECT
【代表】    岩井 宏太 氏
【創業】    平成17年
【所在地】   福井市大和田1丁目1112番地

NPO法人アントレセンターの「起業家の息吹」例会のレポートなどをもとに作成しています。
起業家による起業家講座「起業家の息吹プラス」が開催されました。
本日の講師ゲストは、フェニックス特許事務所を昨年(平成24年)4月に立ち上げられた、弁理士 中出 朝夫氏です。

中出氏は福井県福井市生まれ。実家が祖父の時代から事業をやっておられ、仕事をする親の背中を見て育ったということです。
青年期に都市化計画に興味をもち、東京の大学で工学部を専攻。土木工学の道に進み、卒業後、大手ゼネコンに就職するも、生きがいを求めてベンチャー企業に再就職。
福井に戻った後は、ご縁あって福井市内の特許事務所に就職。実務をこなしながら、平成18年に難関の弁理士資格を取得。事務所退職後は昨年(H24年)4月にフェニックス特許事務所を開設されました。


自分のやりたいことがあれば、自らがリーダーとなって仲間を募り、まとめていく。ソフトボールやバスケットボールなどスポーツがやりたいと思ったら、周囲に声をかけチームをつくり運営。さらには、弁理士資格取得のために、勉強仲間を募り、勉強会などを運営したり、かなりアグレッシブで行動的。
昨年開業したばかりで、これから大きな飛躍発展を期待できますが、中出氏「資格をもっているからそれにあぐらをかくのではなく、サービス業であることを忘れず、顧客にとって一番ベストなものを提供し続けていきたい」と仰っておられました。
また、愛読書としておすすめいただいたのが、「『図解 実戦マーケティング戦略』日本能率協会マネジメントセンター刊 佐藤 義典 著」です。士業として忘れてはならない顧客開拓のポイントについて気づかされるということです。
また、ときおり、イチロー選手やアインシュタイン博士など道を究めた人の語録や名言集にも目を通すことで、インスピレーションがわくということでした。

「本業の仕事を引き受ける前に、人間関係を大切にしたり、周辺の仕事得ることを大切にする」と仰っておられました。自ら現場に足を運んだり、相談者に親身になって対応したりなどの工夫をされておられ、若手弁理士のバイタリティを感じた時間でした。中出氏の今後に大いに期待したいです。
以下は、起業家として大切なポイントをいくつかのキーワードで表現していただきました。「起業家チャート」です。

士業としては専門知識を磨き続けることが重要。自信のあるアドバイスができることが重要。何事にも果敢に挑戦することで、新たな可能性につながる。遊び心、好奇心を持って常に脳力を活性化する。顧客の声に耳を傾けたり、人とのつながりを大切にする。心と体の健康はもっとも管理されねばならない点である。という思いを込めていただきました。
どうも有り難うございました。

企業データ
【企業名】   フェニックス特許事務所
【代表】    中出 朝夫 氏
【創業】    平成24年
【所在地】   福井市日之出5丁目3番16号

NPO法人アントレセンターの「起業家の息吹」例会のレポートなどをもとに作成しています。
起業家による起業家講座「起業家の息吹」が開催されました。「起業家の息吹」も、50回目を迎えました。
記念すべき50回目のゲスト講師は、エネックス株式会社 取締役会長 岡田 康男氏です。

岡田会長は、サラリーマンから会社を引き受け、業績をV字回復された立役者であり、まさしく、第二創業の模範ともいえるべきお方です。

1 我社の特長
2 1部上場企業から自主的に独立した(できた)背景と意義
3 社長就任時の想い
4 過去の事業失敗談
5 社長を譲った理由
6 我社の課題と今後の目標
7 我社の人材教育の問題点と今後の計画

語り口は柔らかくとも、上記の7項目について、熱い闘争心をも感じられるお話でした。”ホンモノ”の実力者は、決しておごり高ぶらず、実るほど頭を垂れる稲穂のような人格者だと私は思いました。

現在は、会長に退かれて外部から社長を招き入れ後身に後を継いでいただく体制を取っておられますが、その行動の歴史は、私たちに多くの気づきを与えてくれました。どうもありがとうございました。


岡田会長は、4月からアントレセンターの正会員にもなられましたが、今後は、若い方中心に、ビジネスの投資を考えており、支援していくお考えです。

座右の銘:桃李言わざれども、下自ら蹊を成す。(司馬遷”史記”)
<意味>桃や李(すもも)の木のように魅力のある人物の下には、何も言わなくても自然と人が集まってくる。
趣味:ピュアオーディオ、AV、山歩き

企業データ
【企業名】    エネックス株式会社
【取締役会長】 岡田 康男 氏
【所在地】    福井市花堂中2-15-1

NPO法人アントレセンターの「起業家の息吹」例会のレポートなどをもとに作成しています。
起業家による起業家講座「起業家の息吹」が開催されました。
本日の講師ゲストは、NPO法人楽衆玄達(がくしげんたつ)理事長 本禄 和美氏です。

フルート奏者でありながら、篠笛をもとに、福井の歴史や風土を音楽に乗せてライブ活動を行っております。「福井らしさ」を音楽で表現するには、かえって、拘りや、何もない方が表現しやすいのかも知れません。私はそんな風に思いました。

毎回、伺う「起業家チャート」ですが、

①有言実行(言い出したらやる!)
②変化に対応する

この2つが本禄理事長の口からでてきました。ですが、話を伺っていて私が感じたのは、

③何事も一生懸命
④常にチャレンジする
⑤自分が楽しむ
⑥飽くなき探求心

などが、起業家信条、起業コンセプトなのではと感じました。
そして、名言だなと思ったのは、「失敗すると五感が刺激される。」なるほどな!と思いました。

現在、本禄理事長は、福井の素材を生かした「にんにく醤油だれ」を開発、販売を開始します。昔なつかしいお袋の味を再現したそうですが、特徴は、食べるときはニンニクの味はするけど匂いが残らない!理想的なニンニクだれですよね~☆


益々意欲的な本禄理事長に皆は、興味深々とても明るく不可能を可能にする行動力は、私も見習いたいな、と思いました。
お話上手でとても楽しい息吹でした!
本禄理事長、本日はどうもありがとうございました。

企業データ
【法人名】   特定非営利活動法人 楽衆玄達
【理事長】   本禄 和美 氏
【所在地】   福井市春山1-1-14福井新聞さくら通りビル2階
          HP (http://www.gakushigentatsu.jp/)
          ブログ (http://www.ameblo.jp/gakushigentatsu/)

NPO法人アントレセンターの「起業家の息吹」例会のレポートなどをもとに作成しています。
起業家による起業家講座「起業家の息吹」が開催されました。
本日の講師ゲストは、chobito 横井 理恵氏。

横井さんは、ビジネスプランコンテスト2013で、グランプリを受賞された女性です。
リヤカーに似た移動式テナントで、過疎化しつつある商店街の復興、福井の活性化と、週末起業や小さくビジネスを始めたい方々のコミュニティと、場の提供を考えたプラン。横井さん本人は、メガネを磨くバフとう技術をお持ちです。

chobitoで、横井さん自身はメガネ磨き屋さん「バフ屋」をオープンする予定!グランプリ受賞後は、新聞などに掲載されたことから周りからの反響が大きかったようです。
今回、今後、起業に向けての準備、展開など、全員から質疑応答がありました。


靴磨き屋さんがあるように、手軽に立ち寄りメガネを磨いてもらう時代も、すぐそこに来ていますね。皆で応援しています!

講師データ
  chobito 
  横井 理恵 氏

NPO法人アントレセンターの「起業家の息吹」例会のレポートなどをもとに作成しています。
起業家による起業家講座「起業家の息吹」が開催されました。
11月の起業家の息吹のゲスト講師は、株式会社メディディア 医療デザイン研究所 代表取締役 山本 典子氏。
(看護師・救急救命士・保育士・福祉住環境コーディネーター)

経験診療科:脳神経内・外科/糖尿病教育/結核・法定伝染病/重症内科(呼吸器)/ICU・CCU/小児内科・外科・神経科/小児心理科・アレルギー科/救急救命外来/救急車患者搬送/耳鼻科/産婦人科 京都市生まれ。2000年に福井へ移り住む。看護師歴14年。4児の母。

「知的で頭のいい人」というのが私が抱いた、山本社長の第一印象。話し始めると愛嬌があり、表現力豊かな女性でした。

「モノづくりは、お産と同じ!途中で止められない!!」インパクトのある名言を発し、これまでのモノづくりへの情熱を語り始めました。
山本社長の、モノづくりの原点は、現場のニーズ。仕事上の自身の「不」を解決したい!そして、同じナースや、ドクターが幸せになってほしいという願いから次々と商品が生まれます。

山本社長は、「現場のニーズ」を解決する商品なら絶対に成功する!このように断言していました。
確かに、着眼しても着手するまでに色んな問題が浮上しますが、自己満足だけで終わらせない、諦めない、乗り越える、をモットーに、ご主人という強力なサポーターが支えとなり、夢をカタチにしていく様がなんとも興味深く引き込まれていきました。

「なにも知らなかったからできた!」この言葉も印象に残る言葉でしたが、何でも知りすぎて頭で考える人間にると、行動に移せないと言いますが、原動力は、一途な想いが人を動かすのだろうと、大変、魅力的な女性でした。


起業のポイントは、
①行動力
②スピード
③人付き合い
④専門性
⑤愛情
⑥死
楽しそうに、そして、楽しんでいるのだなっと感じさせるプレゼンテーションでしたが、愛情や死という両極端な現場におられた人だからこそ、本気度が伺え、その笑顔と前向きな言動は、皆に勇気を与えるのだなと私は感じました。
山本社長、貴重なお話ありがとうございました。

企業データ
【企業名】   株式会社 メディディア 医療デザイン研究所
【代表】    山本 典子 氏
【創業】    平成18年
【所在地】   福井県鯖江市桜町2-2-17
         Tel(0778)52-0271/FAX(050)3737-3199

NPO法人アントレセンターの「起業家の息吹」例会のレポートなどをもとに作成しています。
起業家による起業家講座「起業家の息吹」が開催されました。
本日の講師ゲストは、有限会社林商事 コーチング事業部 林 美里氏です。

林さんは女性起業家交流会 ふくむすび会(http://ameblo.jp/fukumusubi/)の会長も務められおられます。
彼女は商社時代に24歳でコーチングに出会い、販売コンテストにおいて全国1位になる優績者でしたが、28歳の時には生涯学習開発財団の認定コーチ資格を取得。2011年に日本コーチ協会の福井支部を任されるようにまでなりました。

福井においてはこの分野で草分け的存在です。何でも、最初にことを起こすということはそれだけで素晴らしいことですね。
コーチを学ぶ費用は高級時計を買うために蓄えていたものから捻出したということで、それほど、当時の林さんにとっては、魅力的なメソッドに見えたのでしょう。
2012年10月には、福井で初めてコーチングサロンをオープンされました。
映画の配役を例えに、初めてコーチングについて見知る人にとっても、分かり易く解説していただきました。

これからのマネジメントにとって、コーチングのスキルを磨くことは人材を育成するうえでとても有益なことであると感じました。同時に、経営者や管理者にとって、コーチをつけることが会社を発展させるための有益なアプローチの一つでもあることも分かりました。 すなわち、「答えは、全て自分の中にある」と信じて今を生きることが、「自分らしく生きる」ために必要なことであり、そうすることで、組織のリーダーとしてブレのない経営を行うことができるということのようです。また、課題や問題をリストアップし、客観的に把握し、「未完了を完了にする」ことで、課題を乗り越えていける力が湧いてくるということも、気づきました。
林さんから頂きました、起業のポイントは、「行動力」「人にお願いすることができる力」「人を巻き込む力」「自分の感情をマネジメントする力」「計画を立てる力」そして「体力」この6つが重要であると述べておられました。


コーチングの先生だけあって、自分と他者のバランス感覚が優れているなという印象です。
因みに、最近の愛読書は「日産脅威の会議」(漆原 次郎 著 東洋経済新報社)とのことで、会議のルールを示しながら、グループで創造するためのコミュニケーションのポイントについて書かれています。

座右の銘は「有言実行」。これは単に言ったことは実行しなさいというだけではなく、まずは言うことによって、実行が近づいてくるという意味合いがあるということで、コーチングの要諦を示した言葉であるなと感じた次第です。

また、時間の限られているなかで、即席で「公開コーチング」までしていただき、コーチングのポイントについて理解することができました。
参加者からも、次々とコーチングについて、コミュニケーションについて質問があがり、予定の時間をはるかにオーバーしてしまいましたが、林さんは丁寧に、そのお一人お一人に向き合っていただき、有難かったです。
コーチングについて分かり易く説明頂くための資料もおつくり頂き、とても有意義な時間でした。ありがとございました。

コーチングは世界を救うかも知れませんね。

企業データ
【企業名】   有限会社林商事
【コーチング事業部】    林 美里 氏
          ブログ (http://www.ameblo.jp/coaching884/)

NPO法人アントレセンターの「起業家の息吹」例会のレポートなどをもとに作成しています。
起業家による起業家講座「起業家の息吹」が開催されました。
本日の講師ゲストは、Fukui Concept Shop F を開業された 綿村 秀一郎氏です。

山口県出身の綿村氏は、大学卒業後ホテルマンを皮切りに、いくつかの仕事を経験され、先の震災を境に、「本当に自分のしたい仕事」と向き合うため、2011年「福井県ふるさと起業家育成事業」に応募。採用の難関を突破され、福井にご縁ができた方です。
福井の良さを調査するうちに、福井県内には多くの作家さんや新商品の開発、試作が行われているのに、世に出る機会があまりにも少ないことに気づかれ、それをプロデュースする企業を立ち上げることを志されました。

その結果、ご縁あって、福井県内で一番観光客が多い(年間120万人)名勝「東尋坊」に店を構えることによって、全国に発信できると確信し、昨年(2013年)3月17日に、福井の逸品を対面式で販売する「Fukui Concept Shop F」を開業されました。

福井の逸品を意欲的に創作する、ガラス工芸作家さん(ワタリグラススタジオさん)の商品や鯖江の眼鏡素材を活用したキッソオさんのアクセサリ、その他、地域の教育機関などとのコラボレーションの商品をチャレンジショップ的に展開されています。

観光地での販売のほか、大手百貨店での催事販売などで、福井の良い商品を全国に発信し、リピーターも多く獲得されておられ、新しい地域ブランドの発信拠点として、展開。
小売にとどまらず、対面販売ならではの顧客との密着度によって、情報を集め、商品の企画から開発まで、いかに売れる「福井」を作っていくかについて、日々活躍されています。


近年では、「地域の作家さんなどからでる一級の副産物をもとに、障がいを持った方へのサポートができる事業」を展開していくために、活動の幅を広げておられます。

「本当にやりたいことは何か」に向き合い、それを「言葉にして訴え(口にだし)」、「スピード」感を持って「行動」することによって、「多くの協力者、人脈」を作ることができ、ビジネスを発展させていきたい、という「覚悟」を感じることができ、大いに勇気づけられました。
すでに、新商品の試作品も何点も持ってきていただき、綿村氏の事業に掛ける想いを感じることができました。

今後、さらなる作家さんとの出会い、デザインや商品開発など、今後発展させていきたい分野における、コラボレーションが広がる人脈づくりが課題であるとおっしゃる綿村氏に参加者一同、こういう協力ができる、など、次々とアイデアが出てきました。
志をもって、それを口にするということの大切さを改めて、実感した貴重な時間を過ごさせていただきました。

東尋坊の観光客の数が減少する12月~4月までの5か月間のスケジュールもいっぱいのようで、全国の販路、県内の作家さんたちの間を飛び回る日々が今後も続きそうです。
夢に向かって突き進む、綿村氏の静かな闘志を感じた貴重なひと時でした。
有難うございました。

法人データ
【企業名】   Fukui Concept Shop F
【代表】    綿村 秀一郎 氏
【創業】    平成24年
          HP (http://www.http://http://f-toujinbou.jimdo.com/)
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